赤紫蘇は、アントシアニンがいっぱい。

ゆかり、ってご存知でしょうか。よく、お弁当のご飯や、定食のごはんの上に、赤っぽい紫のふりかけがかかっていますよね。味わってみると、ちょっとしょっぱいけれど、その塩加減がご飯のおいしさを引き立てますよね。これは、赤紫蘇を乾燥させて、細かく刻んで、ふりかけ状態にしたものです。紫蘇ってハーブの一種だから、様々な香味成分、薬味成分、色素成分を含んでいます。

紫蘇は古くから漢方薬として用いられ、血液や血管の健康維持に役立つ機能があります。これは、紫蘇に含まれるポリフェノールに悪玉コレステロールの酸化を抑制する効能があり、動脈硬化を予防します。紫蘇の中でも赤紫蘇は、アントシアニンを含むため、この硬化が強いのです。

紫蘇の葉にはルテオリンという成分が含まれています。ルテオリンは、フラボノイドの一種で、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑えたり、過剰な免疫反応を抑える働きがあります。つまり、紫蘇は花粉症の対策にもなるのですよ。ご飯に、ゆかりのふりかけ。食品添加物化学調味料が一切入っていませんから安心ですよね。

節電に努める日々ですが、食材も買いすぎたり、廃棄することのないように、大事に使いましょうね。大根の葉っぱだって、みんな捨てているけど、葉っぱも栄養たっぷりの緑黄色野菜ですから。