とってもおいしい原木椎茸。

先日、生の原木椎茸が手に入りました。見事な大きさの肉厚椎茸です。さっそく焼き椎茸にしてみました。椎茸のいい匂いが拡がります。パクッとかぶりつくと、食べるとシコシコして、噛みしめると椎茸特有の旨味がじんわりと味わえる。この旨味の後味が、しばらく残っているのです。さすがに原木椎茸。スーパーで売っている菌床椎茸とは、おいしさが格段に違います。そういえば、最近のキノコって、エノキ、シメジ、マイタケ、エリンギ、すべて菌床ですから、旨いっていうのがないですね。残念なことです。だから、原木椎茸、大事にいただきます。

椎茸には、エルゴステロールという紫外線に当たるとビタミンDに変わる成分が含まれているのです。だから、生の椎茸でも、小一時間ほど太陽に当てるだけでビタミンDが増えるのです。椎茸には、キノコ類特有の成分、ベータグルカンのレンチナン、エリタデニンという成分が含まれています。レンチナンは、抗腫瘍作用があることで知られ、ガンの発生・進行を抑えるリンパ細胞を活性化させる作用があるといわれています。エリタデニンは、悪玉を減らし善玉を増やすコレステロール量を調整する働きがあり、動脈硬化の予防や血圧の上昇を抑えるなどの効果があるといわれています、

さらに椎茸には、ビタミンB1、B2、カリウム亜鉛、鉄分などのミネラルもバランス良く含まれています。カロリーが低いので、ダイエット用の食材にも向いているのですよ。そんなわけで、ちょっぴり高いけど、おいしさ抜群の原木椎茸でした。