菜の花、食べましょ。

菜の花がスーパーに売っていました。早速私は買う。だって旬の物だし、なによりもうすぐ春ってイメージが、菜の花にはありますから。そりゃ〜花が咲いちゃったら、もう食べられません。だから、花が咲く前の蕾の時が、けっこう苦みがあっておいしいのですね。でも、なんでだろう。春のものって、苦みが多い。きっと、冬の間にあんまりカラダを動かさないで、春になったらしっかり動こうねと、そんな意味で食べ物に苦みがあるのかもしれない。苦みは、ビシッと行こうぜ、みたいなものかな。でも、春の旬の物、この苦みが心地良いんですよね。そんなわけで、菜の花、いろんな野菜やベーコンと炒めてみました。

菜の花はアブラナ科に属する栄養価の高い緑黄色野菜なんです。良質のタンパク質、ビタミン類、ミネラルが豊富で、独特の苦みに含まれるアルカロイドは免疫機能を向上させ、ストレス解消の効果があるともいわれています。具体的には、ビタミンA、B1、C、E、カルシウム、鉄分など、春の野菜の中でも抜群の栄養価ですよ。ビタミンB群は精神を安定化させ、体内で炭水化物を燃やしてエネルギーに変えるのです。菜の花に含まれる、ビタミンCはホウレンソウの2倍といわれています。

卵、ハム、トマトなどと炒めてスパゲッティの具に。サッと茹でておからに和えて卯の花に。菜の花と鮭の炊き込みご飯もおいしそう。ホウレンソウの代わりにグラタンに入れるのもいいですね。もちろん、お吸い物やお味噌汁にもオーケーです。菜の花は、おひたしだけでなく、様々な使い道があるんですね。折角の栄養価が高い春野菜です。彩りももちろんですが、栄養を活かしましょうよ。