がんもどきを作りました。

ひろうす、飛竜頭とも書くがんもどきです。スーパーでも売っているがんもどきをなんでわざわざ作るのか、とお思いでしょう。これが、作ったらやみつきのおいしさなんです。なによりも、自分好みに作れる。大雑把ですが、用意するものは豆腐3丁。山芋粉、ニンジン、れんこん、キクラゲ、ギンナン。キクラゲの代わりに、ひじきでもOK。豆腐をぐちゃぐちゃに潰して、一晩かけて7割くらい水気を切る。この豆腐ですが、少ない豆乳を凝固剤で水増ししたような、粗悪な豆腐じゃダメです。たぶん、豆腐特売48円ってのは絶対ダメ。スーパーの豆腐でも、たぶん大量生産の豆腐は、おそらく凝固剤でたっぷりと薄めてあるでしょうから、良心的な街の豆腐屋さんで買うことをお勧めします。でないと、作ったときに壊れてしまったり、おでんにいれるとボロボロになりますから。最近は、いい加減な豆腐が多いからご注意を。

ニンジン、レンコンを薄く切り5ミリくらいの大きさにする。水で戻したキクラゲは1センチくらいの長さに切る。ひじきでも同様です。これらを水切りした豆腐に入れ、そこに山芋粉を入れる。すべてをよく混ぜ合わせて、がんもどきのような丸い餅型にするのですが、ここでギンナンを入れます。1つにつき1個でも2個でもお好みで。油は150度くらいで、じっくり揚げます。けっして箸で突いてはいけません、形が崩れたらだいなしですから。しばらくすると、浮かび上がってきます。一度、油から揚げて、今度は油を180度に設定します。そこで、がんもをもう一度放り込み、きつね色になったら引き上げます。これで完成。この揚げたてアツアツに醤油をかけて食べたら、すっごくおいしいんです。ねっ、アツアツのがんもどきなんて、自分で作らないと味わえないでしょう。だから、手作りがいいんですよね。ぜひ、お試しください。揚げたてほふっほふのアツアツがんもどき、たまらないおいしさです。