赤身肉の摂取を減らし、白身肉で死亡リスクを下げよう。

といっても、これはアメリカの話です。アメリカの医療機関の研究で、牛肉などの赤身肉や加工肉の摂取量が多いとガンや心臓病などの死に至る疾患の危険性が高まるそうな。で、鶏肉など白身肉の摂取はこうしたリスクを下げるという、研究結果があったそうな。この研究は、アメリ国立衛生研究所と高齢者団体が10年以上をかけて追跡調査を行った結果によるもの。で、赤身肉の摂取量が最も多かったグループが、摂取量のもっとも少なかったグループより、死亡率が高かったそうです。ま、アメリカ人で牛肉をとことん食べる人は多いですから、日本人とはあまり比較できないとは思いますが。で、ちょっと気になるのは、加工肉についても同様の結果が得られたそうな。加工肉というのは、ファストフードに多いですよね。最近は、ビッグなバーガーや、メガバーガーが人気です。特に若い人は、愛好者が多い。

ま、肉類の摂取量が少ないとコレステロール値や高血圧などの心疾患リスクが緩和される傾向があることは、前々から言われてきたことです。でも、日本人って、うまくバランスをとっています。たとえば、鍋に牛肉と言えば、代表格はすき焼きですね。赤身の肉をたっぷり入れるけど、白菜、春菊、ネギ、しいたけ、ニンジンなど野菜もたっぷり入れる。さらに豆腐、しらたきも入る。だから、肉と野菜のバランスがとれているんですよね。地方によっては大根も入れるそうで、これにはびっくり。でも、この前にテレビで、大根を入れるすき焼きをやっていて、大根がおいしそうな飴色に染まっていた。すき焼きに大根、ぜひ試してみたいですね。で、加工肉ですが、はっきり言ってどんな肉を使っているか分からないですよね。よく加工肉で作られるパックに入ったミートボールは、かなり食品添加物が入っています。外食チェーンのレストランで食べるハンバーグも、肉本来の旨味とは違う味付けがなされている。なんか違うんですよね。ま、私はできるだけ加工肉は食べない、買わないようにしています。もちろん、ハンバーグは手作りです。だから、皆さん、赤身肉というより、ファストフードのような加工肉の食べ過ぎにはご注意ください。