りんごのお話。

下痢や便秘に悩んでいる人って、案外多いんですよね。それって食物繊維が不足しているから起こるのですよ。で、そんな人ほど、果物をあんまり食べていないと言われています。外食が多くなって、飲んだり食べたりはいいんだけど、フルーツを食べていますか。フルーツといえばバナナを連想するようじゃ、ちょっと寂しいですよ。りんごにはカラダに良い食物繊維がいっぱい。そんなわけで、りんごのお話、いってみましょうか。

りんごの主成分は糖分で、果糖とブドウ糖が中心です。ほとんどが水分で、ビタミン類はそんなに多く含みません、でもりんごには生活習慣病を予防する成分がいっぱい含まれているんですよ。りんごには水溶性食物繊維が多く含まれています。ペクチンが腸内の悪玉菌を減らし、ビフィズス菌や乳酸菌を増やして腸内環境を整えます。このため便秘改善や、血糖値の上昇スピードを抑える働きがあるので糖尿病の予防に効果を発揮します。カリウムも多いので、高血圧の予防にも効果が期待でき、ナトリウムの排出を促進します。白い果実にはポリフェノールのケラセチン、赤い皮の部分にはアントシアニンが含まれ、血中コレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化を予防してくれる注目の成分です。かつてはりんごといえば病院食だったように、カラダにいい成分がいっぱい。ぜひ、りんごをいっぱい食べましょうね。