マグネシウム摂取もお忘れなく。

日本人のミネラル不足の中で、いつもいつもカルシウム不足が取り上げられています。このブログでも、カルシウムを摂りましょうと呼びかけています。それほど、カルシウム不足の人が多いのですが、カルシウムと同じくらい大切なミネラルのマグネシウムが不足している人も案外多いといわれています。カルシウムは骨、と解りやすいのですが、マグネシウムは一体どこに使われるの。そんなことも、あるのかもしれません。で、カルシウムの推奨摂取量が700ミリグラムならば、マグネシウムの推奨摂取量は半分の350ミリグラムくらい。カルシウムは体内に約1キロくらい存在するのに対して、マグネシウムは25グラムくらいと少ないのですが、これもまた重要な働きがあるのです。

マグネシウムは、カルシウムと同様に骨や歯の形成に役立っています。神経の伝達や筋肉の収縮にも関わっています。細胞内外のカルシウムやナトリウムの調整に関わっています。アメリカの研究によると、血中や心筋のマグネシウムレベルが低いと、心臓発作が起こりやすいという説もあるくらいですから。で、マグネシウムは何に含まれているかというと、米、麦、雑穀やそば。海苔、ひじき、わかめ、昆布などの海藻類、牡蛎などの海産物、魚にも多い。野菜では、芋類、豆類、納豆、ホウレンソウ、トウモロコシ、果物など。ま、品目の多い三度三度の食事をしていれば、問題がないのですが。

でも、なんでカルシウムだけでなくマグネシウムまで、不足する人が多いのでしょうか。これは、人気のファストフードの食べ過ぎによる影響が多いのでしょうね。カルシウム、マグネシウムの他に、1日の必要摂取量が100ミリグラム以上のミネラルは、リン、ナトリウム、カリウム、硫黄、塩素。この辺は、問題がないらしい。1日に必要摂取量が100ミリグラム以下のミネラルは、クロム、モリブデンマンガン、鉄、銅、亜鉛、セレン、ヨウ素、コバルト。以上が必須ミネラル16種です。とにかく、肉、魚、野菜でバランスの良い食事を心掛けましょうね。