マヨネーズって、栄養があるの?

ふとこんな疑問が、沸き上がりました。メーカーのマヨネーズって大体が、玉子、卵黄だけを使うメーカーと、卵白も一緒に使うメーカーもある。あとは、酢と油ですよね。さらには、食塩、アミノ酸などの調味料、香辛料ってとこでしょうか。マヨネーズには、ベータカロチン、植物油にある不飽和脂肪酸、卵黄にあるリジンが含まれています。ベータカロチンは、体内で必要な量だけビタミンAに変わります。リジンは穀物には少ない必須アミノ酸の一種で、カラダの組織を作ったり修復したり、ホルモンや酵素の材料となります。さらに肝機能の活性化や、免疫細胞の活性化に欠かせないものです。

マヨネーズって乳化されているので、他の栄養素もしっかりと吸収できます。乳化によって味をまろやかにするだけでなく、食材の栄養素を引き出してくれるのですね。たとえばマヨネーズの成分である酢は、食材の固くしまった細胞組織を柔らかくする作用があります。細胞膜が柔らかくなったところに、油が入り込み、食材の苦み成分を包み込み、味を中和させるというわけです。だから食べにくい生野菜に、マヨネーズなんですね。そして、マヨネーズの油が、ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンを吸収、乳化されているのでさらに吸収が良くなります。なるほど、納得です。

写真は、海老にマヨネーズをのせて、オーブンで焼き上げました。海老にマヨネーズが馴染んで、独特のおいしさです。海老にはDHAが含まれていますよね。このDHAとマヨネーズの素材の植物油が、血栓を予防する成分の材料になるそうです。そんなわけで、マヨネーズを効果的に使いましょうね。