海のミルクといわれる牡蛎も、今が旬です。

おいしそうなカキが岡山県の寄島から届きました。身がプリップリで、まずは酢ガキでいただきます。うわ〜、おいしい〜。この複雑なあじわいは、栄養素がいっぱいということですね。次に、鍋に入れます。よく熱すると、シュンと小さくなるカキがあるんですが、この寄島産カキは、ほとんど小さくならない。さすがに、カキの本場ですね。ちなみに、カキの出荷量の大半を占めるのが広島県。次が宮城県で、その次が岡山県ですね。炒め物にもいいし、焼きガキもおいしい。フライはもちろん、蒸してもいい。特に炊き込みご飯がおすすめですよ。

カキは、鉄、銅、亜鉛、カルシウム、マンガンなどのミネラルを豊富に含んでいることが特徴で、特に貧血予防に重宝されています。亜鉛は新しい細胞を作るのに欠かせないミネラルです。成長期の子どもには、ぜひ食べさせたい素材ですね。ビタミンではA、B1、B2、B12も豊富。糖質の大部分をグリコーゲンが占め、タウリングルタミン酸などの遊離アミノ酸が多い。カキに含まれるタウリンには、コレステロールを減少させたり、血圧上昇を抑えるための健康維持に役立つ作用があるとされています。また、カキは網膜の発達や視力の回復にも有効とされています。今からがまさに食べごろ。身が締まって、ぷりっとしたカキを食べましょうね。