コノシロは、栄養バランスの良い健康お魚。

コノシロという魚の語源は、かつては飯の代わりになるほど大量に獲れた事から由来しています。飯(コ)の、代(シロ)で飯代魚になったと言われています。しかし、昔の武家社会になると、コノシロを食うのは、「この城を食う」とされ縁起が悪い。ましてや「この城を焼く」などは言語道断。で、武士は食べてはならぬ、というお達しで禁止されたとか。昔の武士は可哀想ですね。こんなおいしい魚を食べられなかったなんて。ちょっと小骨がありますが、さっぱりとした味わいで、脂の乗りも良い。ところで、コノシロも出世魚で、小さいときから、シンコ、コハダ、カナズミ、コノシロと呼び名が変わってきます。

コノシロは良質のタンパク質と脂肪酸が豊富です。脂質には血栓防止などに役立つEPA神経細胞機能の維持に役立つDHAを豊富に含んでいます。骨を強化するカルシウムも極めて多く含み、その吸収を助けるビタミンDも豊富。貧血予防に効果のある鉄分と、その吸収を助ける銅なども豊富です。ビタミンEも豊富なので、まさに健康食品ですよ。だから、コノシロを食べましょうね。