ほんのちょっと、ビタミンEが脳出血の危険性を高める。

ちょっと気になるリポートを見つけました。ビタミンEの投与を受けていると脳梗塞のリスクは下がるが、脳出血のリスクが高まっていたとか。アメリカでの調査報告です。脳卒中には、脳梗塞と脳出血の2タイプがあり、脳梗塞は脳への血流が妨げられて脳の機能が低下すること。脳出血は脳の血管が破れて出血するもので、日本人は脳出血が多いというデータがあります。寒い時期は症状が多く発生するのでご注意ください。ところで、このビタミンEの脳出血リスクは、1000人にひとり分高くなったのだそうな。で、500人にひとり余分に脳梗塞を防ぐそうな。本当に小さな確率ですね。

ビタミンEはもちろん大切な栄養素で、抗酸化ビタミンのひとつです。活性酸素の害からカラダを守り、アンチエイジングや美容上の効果、血行や冷え性の改善などで広く利用されています。でも、無制限のビタミンEの摂取には注意するべきと、警告しています。さらにビタミンEのサプリメントは心筋梗塞などの心血管疾患の予防に効果がない、と。ま、なにごとも過ぎたるは及ばざるがごとし。バランスが大事なんですね。ビタミンEだけでなく、Aも、B群も、Cも、Dも、葉酸も、K・Pも、バランス良く。やはり日々の食事で、肉、野菜、魚など、バランスを考えて食事をするといいのです。