ケーキの膨張剤にアルミ化合物、幼児は取りすぎ注意。

今日の朝日新聞記事です。膨張剤にアルミニウム化合物が使われているホットケーキやパウンドケーキを週に1枚食べるだけで、幼児ではアルミニウムの取りすぎになってしまう場合があるらしい。ふっくら焼き上げるために加える膨張剤のベーキングパウダーが原因だという。東京都健康安全研究センターの調査によると、市販されているホットケーキミックス粉6種類の中で3種類から。クッキーやドーナツなどの焼き菓子57種の中で27種からアルミニウムを検出したという。ミックス粉では1グラムあたり最大0.53ミリグラム。焼き菓子では最大0.37グラム含まれていたらしい。

食べても大丈夫というアルミニウム量は、1週間で体重1キロあたり1ミリグラム。体重16キロの幼児では16ミリグラムで、ホットケーキ1枚で1.7倍の摂取限度量になるらしい。で、この新聞記事では、アルミの人間への影響はまだ解っていないとされている。かつて、アルミニウムが認知症アルツハイマー病と関連が深いといわれていた。今はその説も疑わしいとされている。とある記述に、慢性腎不全で透析療法を受けていた患者では、透析液中に含まれるアルミニウムが直接、血液中に入り、脳に大量に沈着して脳症、認知症が発生することがある。今は透析液の改良がなされて、そのようなことはないらしい。

しかし日常ではアルミは至るところにある。たとえば胃腸薬にも制酸剤としてアルミニウム製剤が入っている。漬物に使われるミョウバンは硫酸アルミニウムだ。アルミの調理道具。飲料が入ったアルミ缶。製造工場で加えられる食品添加物の着色料、発酵調整剤、プロセスチーズの防腐剤、ベーキングパウダーなどなど。きりがない。ま、できる限りアルミニウムを食べないようにしましょうか。写真は我が家の焼き菓子です。もちろんベーキングパウダーは使っていません。我が家の漬物だって、ミョウバンは使っていません。安心な食べ物は、自家製が一番ですね。皆さん、ドーナッツやお菓子は手作りしましょ。