空芯菜(クウシンサイ)は、栄養価の高い健康野菜。

クウシンサイって、何だ、と思う人がほとんどでしょう。写真の通りの葉野菜で、熱帯アジアが原産です。沖縄では古くから栽培され、ウンチューと呼ばれています。最近は、食味の良さでエスニック料理で注目され、人気を集めている野菜なんです。そんなわけで、農家でも徐々に栽培されています。だから、スーパーなんかではめったと売っていませんが、道の駅では結構見かけるのです。季節としては夏から初秋にかけての旬の野菜です。時期的には、ツルムラサキやモロヘイヤと似ていますね。葉野菜って、直ぐにホウレンソウや小松菜を思い浮かべる人も多いでしょうけど、ホウレンソウと小松菜は冬の野菜です。夏のホウレンソウは栄養分が冬よりずっと低いですから、私は暑い時期にはめったとホウレンソウは買いません。だから、夏の葉野菜のお浸しといえば、ツルムラサキかモロヘイヤなんですね。おっと、クウシンサイのお話でした。

クウシンサイは、そのホウレンソウと栄養分を比べると、2倍近い鉄分を含み、カルシウムは4倍、ビタミンAは5倍、ビタミンB群は2倍、ビタミンCも2倍と高い栄養価なのです。ちょっと青臭くってサラダにはできませんが、炒め物、おひたし、汁物の具材としていいのです。実は、昨日のブログでゴーヤを紹介しましたよね。私は、苦みのあるゴーヤが苦手。だから、ゴーヤチャンプルーが一般的でしょうが、さらに具材を追加して、豆腐、エリンギ、クウシンサイなどをたっぷり加えて、仕上げました。クウシンサイは、炒め物などに利用できるのですよ。ま、何よりもクウシンサイは今が旬の野菜です。収穫期は6月から9月くらいですから、今が最後ですね。だから、しっかり味わいましょ。