梅干しに、インフルエンザの抑制効果。


そんな記事が、数日前にネットに出ていました。梅干しから抽出されたポリフェノールの一種「エポキシリオニレシノール」を、新型インフルエンザと同じH1N1型のウイルスに感染させた培養細胞に加えると、7時間後に加えなかった培養細胞と比較した結果、ウイルスの量が10分の1になったらしい。

でもね、その効果を得るためには、1日に梅干し5個分の化合物が必要なんだって。まさか、1日に5個も梅干しを食べる人はいないでしょう。むしろ塩分摂取が過剰で、高血圧などの他の症状が心配ですよね。ま、私は、朝食に必ず1個の梅干しを食べています。梅はその日の難逃れと言いますから。

ま、でも、梅干しは食中毒予防には効果を発揮します。クエン酸の効果によって、疲労回復、食欲増進、美肌効果、精神安定作用、胃ガン予防、血液浄化作用などがありますよね。だから、インフルエンザのウイルスに効果があっても全く不思議ではない。さらに梅酢によって便秘解消。こめかみに種を貼ると鎮痛作用。解熱作用だってあります。

梅干しは、昔からの日本人の知恵。でも、1日に1個が目安ですよ。と、私が薦めているのは塩だけで漬けた梅干しです。酸っぱいからこそクエン酸の効果が生きて、様々な健康効果があるのです。といっても、塩だけで漬けた梅干し、まずスーパーにはないですよね。私は、梅の産地に行って買っています。そろそろ梅の実が出回っています。自家製で漬けなくてはね。それが一番健康的ですよ。