尊厳死宣言なんて、格好良すぎます。

先日、アメリカで、オレゴン州に移住して「尊厳死」を選ぶと宣言した女性が亡くなられたました。この宣言はインターネット上で本人自身の予告として公開され、世界中に大きな話題を呼んだようです。話題を呼ぶって、あまりにも客観的すぎて冷ややかで、非難が半分以上って感じですね。話題を呼んだ、と書いたメディアははっきりいって批判の立場かな。一方で、自分自身がそういう状況に陥ったら、苦しまず安らかに死を迎えたいと願う人々の共感を得ました。日本なら、ピンピンコロリでしょうか。ネット上では、双方がぶつかり合っての大激論が交わされています。で、女性が亡くなられた報道に加えて、そのニュースは別の女性はやはり尊厳死を選ぼうとしたが、医師たちの説得で放射線治療え選んだことで大腸ガンが回復し、今はシャキシャキと動いているといった内容を付け加えていました。当然、説得した医師もその女性に付き添い、テレビ画面に映っていました。これって、宣伝ですね、そのお医者さんの。さすがはアメリカです。最先端医療技術も有するが、高額治療費が要求されるアメリ医療機関ならではの宣伝です。尊厳死された女性と、大腸ガンを克服して生き延びた女性と対比して、死を選ぶなんてと非難しています。2人は全く事情が違いますから。人間、いつかは死にます。もし、ピンピンコロリが望めなくって、頭もカラダも口も瞼も動かすことができず、ただ心臓だけが脈を打ちベッドに横たわるだけだったら、あまりにもみじめなことでしょう。尊厳死した女性は、きっと世界を動かしたことでしょう。格好良すぎます。

ところで、「尊厳死」なのか「安楽死」なのか、是か非か。この女性の事情とそこから拡がる論争を説明した記事がネットにありました。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141024-00010000-fsight-int
皆さんは、どうお考えですか?いつかは身に起こることですよ。