東京都高卒生の大学進学率が72.5%だなんて、異常ですよ。

先日、どこかのネットニュースで、大学進学率の地域差が拡大したとの記事がありました。さっと東京都の数字を見ると、72.5%です。ふむふむ、かなり高いですね〜。で、2014年春の高校卒業者は110万1543人。この年の浪人生を含めた大学の入学者は59万3596人。進学率は53.9%となります。とっくに50%を超えた大学進学率は、確実に60%を目指す動きに入っていますね。そんなに、大学に魅力があるのでしょうか?いや、魅力のある大学が本当に多いのでしょうか?ところで、東京がこんなに高い進学率ということは、もっと低いところがあるのですね。その一番低いのが、鹿児島県の32.1%、次に岩手38.4%、青森36.8%で、大都市との地域差が拡大していると報じていました。要するに、都会の高校生はとりあえず大学に行って、それから将来を考えるみたいな傾向でしょうか。田舎の高校生は、逆に大学に行かないでしっかりと就職を考える高校生が多いことでしょう。地方県で就職率が100%の工業高校があったと聞いたことがあります。しっかり将来を見据えて高校で専門性を磨いている、ということですね。そうですよ、社会人になってから勉強意欲があるのなら、そこで改めて大学に行ったっていいんですから。東京みたいに、みんながみんな闇雲に大学に進学しようとするから、レベルの低い大学もいっぱいできちゃって、勉強意欲のない学生もいっぱいいて、そのなかでムシャクシャするから人を殺したかった、なんて殺人を犯す日本文化大生が表れたわけですから。学生の質の向上を問いかけるよりむしろ、理性や知性すら持ち合わせていない学生が多すぎるんじゃないでしょうか。これも、自民党が愚かな大学を作りすぎたからです。そろそろ大学を減らす動きに転じてべきだと思いますが。理不尽な殺人が起こらないためにもです。