ベネッセ事件、顧客名簿なんて盗まれて当然と心得ましょう。

ベネッセの顧客名簿流出事件は大きな騒ぎになりましたねえ。そりゃ〜、ベネッセが何年も掛けて集め続けた2000万件もの子供と保護者、住所と電話番号、性別と生年月日などが、情報管理の下請け会社の社員によって盗まれ、その社員は数百万円で名簿の業者に売り渡したそうですから。ところで、今やひとりの顧客名簿に1円の価値もないんですね。情報も安くなったものです。ま、名簿を盗まれたってDMが届くくらいだから、そんなに気にすることはないんじゃないの、と言う人がいます。しかし、今回は住所と電話番号が知られていますから、教材セールスマンの格好のターゲットになりそうですね。教材セールスマンは新聞勧誘員以上の頭脳としつこさを持っていますから、玄関のドアを開けて招き入れて、ちょっと前向きな興味を示せば、たちどころに食らいつかれて、契約のハンコを押すまでは帰ってくれませんよ。ま、それほど、親御さんがお子様の教育に関心があるのは仕方がないことでしょう。ベネッセの流出名簿をジャストシステムが利用して、自身が運営するスマイルゼミの勧誘に利用したと言われています。スマイルゼミのような大手の通信教育は、入会や退会などの手続きでトラブルが多いとよく聞きます。子供って、ひとりひとりの個性が大きく違いすぎるから、大手の横並び教育システムでは、子供に会わないことが多いのですよ。子供の塾では、できれば大手に属さない、その街の教育熱心で、誰にでも好かれ、根気のある先生がやっている小さな塾がいいのではないでしょうか。大手の塾が雇い入れている平均的な先生がしていることなら、ある程度の教育レベルを持つ親、または祖父母や、大きいお兄ちゃんやお姉さんでも、十分に対応できることですよ。我が家だって、かつては私や相方が、私のディーちゃんにはよく教えましたから。ま、ダイレクトメールは無視しましょう。教材のセールスマンは決して取り合わないことです。決して玄関のドアを開けてはいけませんよ。