映画「盲導犬クイールの一生」をやっと見ました。

先週くらいにテレビでやっていた「盲導犬クイールの一生」をやっと録画で見ました。動物好きにはたまらない映画なんでしょうね。でも、この映画を見ていると、犬って、人間の勝手な都合でその一生を左右されてしまう可哀相な動物なんだなあ、という感想を持ってしまいました。まあ、私自身、ペットというか動物を飼っていないからでしょうけど。生まれたばかりのクイールはとっても可愛いですね。その犬が、人間のかってな願望で盲導犬として一生を送ることになります。盲導犬の訓練は大変なものでしょうけど、犬という生き物は餌を与えてくれる人間に従うしかないので、その辛い訓練を受けざるをえないのもやむを得ないのでしょう。犬自身には拒否権がないのですね。ま、盲導犬としての適正が必ずあるとは限りませんからね。盲導犬として仕事をする犬は、本当に賢いですね。しかし、その犬の気持ちとかは無視されてしまうのですね。で、盲導犬としての役目が終わると、やっと自由気ままに、命令されることなく生きることができるのですね。でも、家に飼われて、他の犬との出会いや、犬にとっての恋をすることなどあるのでしょうか。ただただ、人間のための仕事を押しつけられて、恋や家族を持つことや、子孫繁栄も叶うことなく、クイールはほんの12年間の一生を終えてしまいます。なんだかかわいそ過ぎるような気がします。この星は人間が支配する星で、あなたがた犬達は自由気ままに生きることは許されない世界ですね。もし、人間がそんな立場になったらどうでしょうか。そんな境遇も地球上にはあるようですね。人間が人間を支配する世界があるからです。それも恐怖と暴力でね。いくら科学技術が発達しても、人間の知能というか、そのけだもの的な性は、一向に倫理観を備えることもないのですね。そういえば、誰かが言っていました。今生きている人間は生き延びるために悪いことをした人間たちなのだ、という説があるそうです。つまり、良き心の者はみな死に絶えた。生き延びている者はすべて悪者だ。と言っている人がいるそうです。あながち間違っていないかもしれません。犬はそんな人間に従順だったので生きながらえているのかもしれません。狼はほぼ滅んでしまいましたからね。人間は幾つの動物属を根絶やしにしたのでしょうね。