メニュー偽装表示、まだネタにしているのですか〜。

もう12月なんですよ〜。メニュー偽装表示のマスコミ報道が、なかなか収まりませんねえ。最初に阪急阪神ホテルズの偽装表示が問題になったとき、私はこんなことはここだけではないはず、と言ったでしょう。まあ、その通りはその通りなんですが、いやいや日本全国に広がりましたねえ。ホテルのレストランだけでなく、それこそ街角のお総菜屋まで、原材料表示というか素材の表示が問題になりました。車エビと、ブラックタイガーと、そんなものはほとんどの人は区別が付かないのに、車エビだって、おいしい車エビとおいしくない車エビがあるはずですよね。ブラックタイガーだって、おいしいブラックタイガーとおいしくないブラックタイガーもあると思うのです。だから、おいしくない車エビより、おいしいブラックタイガーの方が、やっぱりおいしいはずで、それだったらあえて車エビを使わなくってもブラックタイガーでいいんじゃないかな。ただ日本人は、おいしいブラックタイガーより、おいしくない車エビの方を重宝する人がいるようで、それが今の日本の食文化をおかしくしていると思うのですよ。味覚ってそれほどあてにならないものですよ。だいだい皆さんは、調理とかをあまりにも人に任せっぱなしにするから、味覚がだんだんと衰えて、素材の味そのものがわからなくなっているんじゃないでしょうか。食品添加物満載のスナック菓子やインスタント出汁などに慣らされて、本当の昆布のダシや、かつお節のダシの味すらわからなくなっているから、その味覚の鈍感さにつけ込まれて、偽装表示に右往左往しているような気がします。みっともないですね〜。だからマスコミも、メニュー偽装表示をネタにしていれば売れる、などと思いこんで一向に騒ぎが収まらないんですよね。おっと、騒ぎが収まったら、新聞も雑誌も売れなくなっちゃうか。何万円もするお節料理を注文して、そんな味にばかりに慣らされているから、味覚オンチになるのですよ。自分家で、昆布やかつお節やいりこだしで、しっかり味を作ることからはじめてみてはいかがですか。私はレストランなどのメニュー偽装より、味の手抜きの方が嫌ですね。特に安っぽい中華チェーンでは、化学調味料の味がふんだんにしますから。そっちをネタにすればいいのに。