今日から大学生の就職活動解禁ですか〜。

12月に入りましたねえ。なんでも今日から就職活動が解禁だそうです。つまり、大学の3年生が、今日から企業への就職活動をはじめるというか、企業が学生に対して採用活動をはじめるというか、ま、そういうことなんですよね〜。でも、これって、考えてみたら、実際に就職するのは来来年の4月からでしょう。いくらなんでも早過ぎると思うのですが、一流企業さんも学生さんも、なんでそのことに気づかないのでしょうか。つまり、実際の就職まで、1年4カ月もあるわけで、たとえばそれを男女間の恋愛にたとえてみれば、続くカップルってどれだけいるのでしょうか。半分もないような気がしますけど。まあ3分の1くらいでしょうか。逆に1年4カ月もあるから、何百社も受けてみようかということになるわけですよ。1年4カ月だから、ざっくり100社にエントリーしたりして、その大学生が40万人ほどのいるわけです。すると、4千万件のエントリー手続きが発生するわけですね。大学生も、企業も、膨大な手間が発生するわけです。これはもう大変ですよ。膨大な4千万件の手間が、1年4カ月、16ヵ月間もの間続くわけです。もしこれを半分の8カ月にして、就職活動を前年の8月から開始すれば、もっと手間は減少して、企業活動も、学生の勉強成果も上げられると思うのですが、如何お考えでしょうか。どうして、これだけ早まったかというと、どこの企業も狡賢くなって、抜け駆けしようと早まったから、どんどん早くなってしまったのですよね。勉強するためではなく、就職するための手段が大学になって、それでまた勉強意欲というか、教養も社会常識もない学生さんばかりが多くなって、それで社会のレベルすら下がってしまうのですよね。まあこれも、企業の自業自得と言えばしょうがないのでしょうけど、日本社会のほころびが、大学生の就職活動から始まっているのかもしれません。まあ、大学が多くなりすぎて、勉強意欲があってもなくても、知識教養があってもなくても大学に行けるようになり、また大学も知識の習得にかかわらず学生を卒業させるようになっていますから、ますますレベルが下がるのですよ。困ったものですね。それにしても自民党はぼこぼこと大学を作ったものです。引退した議員さんたちは、ちゃっかりと大学の理事になっているのですからね。公明党の学会も大学がありましたよね。ま、そんなものです。どうなることやら。