携帯見ながら列車事故。これも賠償訴訟ですよ。

板橋区東武東上線の踏切で、列車による人身事故があったらしいのです。それも被害者の47歳男性は、携帯を見ながら歩いていて、降りていた遮断機の隙間から踏切に入り電車にはねられたとか。亡くなられた男性の方のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の方にはお悔やみを申し上げますが、はっきり言って男性の不注意ですね。おそらく、この男性のご遺族にも鉄道会社から賠償金の請求があることでしょう。ちょっと前に、認知症高齢者の列車事故に対して、遺族に720万円の損害賠償命令が裁判所から下されました。これに、衝撃を受けた方も多くいらっしゃいます。介護業界からは、認知症老人をベッドに縛り付けるものだと、裁判所や鉄道会社に対して非難の声が多く上がっています。確かに納得できがたいのですが、遺族の方だけに責任があるのでしょうか。この91歳で亡くなられた認知症の老人は、ご家族のちょっとした隙に外に出られたようです。でも通常、認知症というか正気を失った91歳の男性が、ふらふらと歩いていたら、まったくの知人でない人でも声を掛けてさしあげて、ご容態を問いかけるのが当然のはずなのですが。「お足が悪そうですが、大丈夫ですか?」「どちらに、いかれますか?付いてさし上げましょうか?」などとね。住宅街ならば、なるべく声を掛け合いましょう、と言うのが基本的な防犯対策です。愛知県大府市の場合は、ご遺族の方に賠償金支払いが命じられましたが、本当に賠償金を支払うべきは無関心すぎた大府市民でしょう。もっともっと声を掛け合うことで、犯罪や事故が防止できたら、何よりだと思いますが。
ところで、今夜テレビドラマのドクターXが始まりますね。でも配役を見てガックリしました。西田敏行さんと三田佳子さん、どちらも峠を越えた役者さんですよね。まったくテレビ朝日は視聴者を舐めているのでしょうか。