映画「テルマエ・ロマエ」の原作料がたった100万円。

昨年に大ヒットして、確か興行収入が60億円くらいだった映画「テルマエ・ロマエ」の原作料がたった100万円だとネットで話題になっているようです。ここまで映画がヒットするとは思わなかったのでしょうか。いえいえ、そんなことはないですね。フジテレビや東宝がバンバンコマーシャルを流して、出演者だって豪華な顔ぶれですよ。「テルマエ・ロマエ」って原作はマンガですよね。まあ、私はこのマンガを全く知りませんでしたが。原作料が歩合制になることって全然無いわけで、契約に関する権利的なことは原作者のように一個人だとほぼ無知に近いので、結局は少額で納得せざるを得ないのでしょうけど。現状として、原作者は納得していないようです。でも出版社は大いに儲けたことでしょう。金の鉱脈を掘り当てたようなものですから。で、原作者に対しては歩合契約ではないから、いくら興行がヒットしようが1円も支払うことはないのです。この場合は、映画がヒットして、原作のマンガも多くの人に知られるようになったので良し、とするほかないでしょう。今後、この原作者の漫画家が、テルマエ・ロマエ2、3と長期シリーズ化した原作マンガを発表することでしか、大きくお金を稼ぐ道はないでしょうね。映画が大ヒットした「海猿」も映画1作目は非常に安かったらしいですから。だから、出版社もこの不況で生き残れて、数々の原作者を踏み台にしてのし上がっているのでしょうね。でも正直、原作料が100万円ってかわいそ過ぎませんか。逆に出版社は、どれくらい儲けたのでしょう。それの方を知りたいですね。出版社って、どこだったのでしたっけ。