空しいけれど、3人の死刑執行が行われました。

自分の身勝手で人の命を奪って、その尊い人生を永遠の闇に封じ込めた殺人者、そして死刑囚と呼ばれた人たちの死刑執行が行われました。いまさら死刑にしても、殺された人は甦ることはないのですけど。そんな残忍なことをする人を、世の中から遠ざける究極の方法といえば、それまでですけど。でも、たとえて言うのならば、あなたが殺した人の世界に行って、謝ってきなさいと、その世界に送り出す行為、ということでしょうか。そうなんですね。この世で、いくら罪を償うと言っても、殺した人の耳に声が届くわけでもないし、ましてや誠意が伝わるわけでもない。本当に悪いと思うのだったら、直接、その人がいるところまで行って、謝るのが当然ですよね。だから、その人のいるところまで死刑囚を送る、そんな儀式なのかもしれません。それにしても、殺人事件というのはキリがないですね。本当に、浜の真砂は尽きるとも、世に殺人者は尽きまじ、なのでしょうか。ライオンや虎は、多種の動物の命を狩って自分たちの栄養源にしますが、人間は同族の命を狩ってどうするつもりなんでしょうね。そんな行為を諫めるために、倫理観とか、宗教が生まれたのでしょうけど、宗教が他の宗教を抹殺しようとする事態にもなっています。アルジェリアの人質虐殺もそういうことで、困ったことですね。地球で人間の人口は70億人を突破しましたね。地球がちょっと窮屈になっているのかもしれませんねえ。それでも人口は増加するのでしょうけど。