麻生太郎さんの「さっさと死ねるように」は一理ある。

自民党麻生太郎副総理・財務相が終末期医療について「さっさと死ねるように」と発言しました。それに対してやんやとお馬鹿なマスコミが相変わらず非難を続けていますね。ある方は、80代のお母様が、1年ほど前から寝たきりになり、口を開けることもしないため、静脈からの高カロリー輸液で命を繋いでいるらしいのです。本当なら、胃瘻になるのでしょうけど、それだと見ている方も辛いらしく、点滴になったそうです。つまり、全身麻痺となってもはや話すことも意思を伝えることも不可能な状態です。そうです。お母様の命は、見守る家族に託されてしまったのですね。なので、麻生太郎さんの「さっさと死ねるように」というのが、思わず頭をよぎって、無神経な発言をしないでくれと怒っていました。でもね、患者を虐待しているのは、家族なんですよ。はっきり言って、口を開けることを拒否したお母様は、生きることを拒否した意思表示だと思います。でも、日本では、そんな患者に対しても情け容赦なく、胃瘻を作ったりして、延命処置をしているんですよね。まったく、日本は残酷な国です。一方、外国では寝たきり老人は少なく、あるお医者さんの話では、スウェーデンで訪れた介護施設では寝たきり老人は一人もいなかったとか。つまり、高齢、あるいはガンなどで終末期を迎えたら口から食べられなくなるのは当たり前で、胃瘻や点滴などの人工栄養で延命をするのは非論理的と、国民みんなが認識しているそうです。逆に、胃瘻や点滴による延命行為は老人虐待にあたると考える人もいるそうですよ。私の知り合いのご家族でも、入院時にチューブを抜かれるからといって、両手を拘束された患者さんがいました。確かに虐待のようですね。嫌なものを排除しようとするのは、人間の意思ですよね。口を閉ざすのも、きっと意思なのですよ。私はおばさんなので、そろそろ死ぬときのことを考えなくてはいけません。はっきりいって、胃瘻は嫌です。ムダな延命処置はしないようにと、書面にしておく必要があるでしょうね。それこそ、65歳を越えた人はドナーカードのように、延命処置に対する意思表示カードを義務づけたらいかがでしょうか。それこそ、認知症になったら手遅れになりますから。麻生太郎さんも、そんな意思表示を持っているから、さっきのような発言になったんだと思いますよ。で、先ほどのお母様です。苦しいでしょうね、生かされているのは。早く、お母様の思いが叶いますように。ご家族もまた、苦しい目に会っています。だから、早めの意思表示を書面で残しておくことです。「さっさと死ねるように」と。