今年もしっかり、東京五輪招致に反対いたします。

石原慎太郎さんが辞めた後、まあなるだろうと思っていた猪瀬直樹さんが都知事になって、今年も早々に東京オリンピック招致運動が動き出しました。2016年の敗北に続いて、性懲りもなく立候補して、その音頭を取った石原さんは、いまや国会議員ですよね。まるで、石原サイボーグのような動きをしている猪瀬さんですから、東京オリンピック招致の呪縛を遠隔操作されながら動き出すのは当然のことです。困ったものです。そんなことにお金を使うより、東日本大震災の復興にお金を使えばいいのに、と思っているのはどうやら私だけのようです。日本で開催されるオリンピックを観たいと思う人が多いのはわかります。私だって、かつてはそう思いました。だから、どうして東京オリンピック招致に反対するのか、とお叱りを受けたこともあります。私は、日本での開催を反対しているわけではありません。東京での開催を反対しているのです。誰かが、いっそ2020年は辞退して、2028年くらいに福島開催として誘致運動を始めたらどうか、と言う意見がありました。これは大賛成です。それこそ、災害被害地に希望をもたらすものです。このままでは、東京の一人勝ちです。世界の人は東京にしか目を向けません。だから、そんなオリンピックは辞めて欲しい。というのが私の大まかな反対理由です。ねえ、2028年に福島でオリンピックを開きましょうよ。そうすれば、福島や宮城の被害地にもっと光が当たるものと思われます。今のままでは、東京にばかり光が当たり、地震津波被害地に全く光はあたりません。原発汚染地域だって見捨てられたのも同然です。そもそも福島原発は、東京など首都圏に電力を供給するものだったはずです。その犠牲になった、汚染地域です。なのに、東京の人は汚染にしらんぷりをして、誘致誘致だとお祭り騒ぎをしているのです。住み慣れた土地を追い出された人は、どんな思いで誘致活動を見ていることでしょう。だったら、福島にオリンピックを誘致するという目標を立てたら、それこそ、日本全国の人が被災地に復興に目を向けるでしょう。だからです。東京はオリンピック誘致を辞退しましょう。そして、私は東京オリンピック誘致には強く反対します。その8年後に、福島オリンピックの誘致を目指して、です。