世襲候補がなぜ悪い。蛙の子は、カエルの子なんですよ。

世襲候補が良くない、という声をよく聞きます。父親が政治家、で息子がその後をついで政治家になる。これのどこが悪いのでしょうか。パン職人の息子が、そのパン屋の仕事を受け継ぐ。画家というか絵描きの子供が、絵描きの仕事を目指す。これの一体どこがいけないのでしょうか。目指すことをしようとして、地球上の生命体は海の中から、陸に這い上がってきたんじゃないですか。それは進化なんですから。ところが、なんです。政治家も、出来の悪い政治家が、腹黒い政治家が、ワガママにふるまってきた政治家が、本当は大した素養もないくせに、自分の子供にその政治家の地盤を受け継がそうとしている、これが良くないんですよ。まあ、世襲の半分くらいは良い世襲に恵まれていることでしょう。ところが、40%くらいはそんな素養もないのに、親の仕事をむりやり子供に継がせようといているから、総じて世襲は良くないというんですね。たとえば、小泉純一郎というお馬鹿なお調子者の政治家がいました。結局、ろくでもない政治、国民の生活を苦境に追い込みました。その息子が、また同じ道をたどって人気だけがあるようです。困ったものです。渡辺美智雄というなかなか実行力のある良い政治家がいました。ところが、期待された息子は口先だけで、とうとう自民党を飛び出さざるを得ず、新党をつくりましたが、相変わらず口先だけですね。親子揃って、いい政治家というのは少ないものです。だから、どうってこともないのですが、この人はと託したい政治家ってなかなかいませんよね。今度の衆議院選挙、投票するべき政党がありません。困りましたねえ。実行力のある、良い政治家はいませんか。安倍さんも世襲でしたね。でもお腹が痛いと言って1年で総理大臣を放り出した人、安倍さんに国をまかせて本当にいいんですか。そんな党が、政権を取ったら笑いものですよね。お父さんの、安倍晋太郎さんは良い政治家だったんですが。こう考えると、世襲議員ってろくな人がいませんねえ。またまた、困りました。