日本の柔道が弱いのは、報奨金がないから。

日本柔道の男子は、とうとう金メダルがひとつも取れませんでした。これは、オリンピックに柔道が採用されてから、初めての快挙、じゃなかった汚点だそうですね。どうして日本の柔道は弱くなったのでしょうか。いえ、弱くなったんじゃないですよね。他の国が強くなったのですよ。確かに、柔道は日本が発祥国です。だから、日本は強くて当たり前、なんて考え方はとっくの昔に通用しないんですよね。だって、他の国が日本以上に力を入れて選手を育成したら、強くなるのは当たり前ですよね。たとえば、卓球です。今や、中国が世界を席巻しています。ヨーロッパの国々の選手に、中東の国々に、アメリカやカナダに、中国からその国に帰化した選手がいっぱいですね。日本にも、中国から帰化した選手が多くいます。ね、顔を見れば中国人ぽい人がいますよね。でも、中国は、いつまで世界一をキープできるでしょうか。所詮、卓球なんて、メジャーなスポーツではないんですよ。ほら、温泉で、ピンポンピンポンと楽しむのがいいんですよね。そりゃ〜、オリンピックだから見ますけど、世界選手権なんて、世界の国々が集まった、中国人大会のようなものでしょう。だから、面白くないのです。だから柔道も、日本だけがずば抜けて強いんではなくって、世界中が強くなったからちょうどいいんですよ。いつまでも、柔道は日本の国技なんて考えは捨てなさい。そんなことにしがみついているから、日本の男子は金メダルがひとつも取れない。でも、メダルは取れている。あとひとつの執念です。ここに報奨金の1000万円でもぶら下げたとしましょう。そりゃ〜、力が出ますよ。今はどの競技種目だって、報奨金はあって、自転車なんかは1000万円も出るそうですよ。サッカーだって、あるそうです。なのに、柔道だけはない。日本は優勝して当然だという、おごりなんですね。そんなことをやっていると、次の世代が育ちませんよ。そういえば、セクハラで酔わせて女子学生を手込めにした、柔道家がいましたよね。報奨金が出ないから、欲求不満がたまるのですよ。柔道も、しっかりとギャラを出して、賞金試合にすると、たぶん試合のレベルも上がるというものです。柔道だけが取り残されてしまいますよ〜。なんせ、日本のメダル獲得数は、史上最多ですから。