澤さんがいなかったから、アメリカに勝てた。

女子サッカーのことですよ。先日は、20何戦目にして、初めてアメリカに勝ちました。まあ見ていて、実力的にはアメリカがちょっぴり上かなと思っていたけど、日本が勝ったことは事実ですから。で、サッカーのニュースをご存知の人はもうわかっていると思いますが、この試合に澤さんは出場していませんでした。なんでも、風邪を引いたとか。海外のリーグ戦途中でコンディションを崩すなんて、プロらしくありませんよね。本当にどうしたんでしょうか、気になります。おそらく、精神的なものもあったんじゃないのかな。まあ、いままでの女子サッカーチームが、澤さんに頼りっきりだったことは事実ですし、澤さんもその期待に応えて見事な活躍を見せてくれました。本当に澤さん、ごくろうさまでした。でも、実際問題として勝利したアメリカ戦に出場していませんでした。

だから、アメリカ戦の試合が始まったときも、澤さんがいないからたぶんダメだろうと。つまり勝てっこないだろうと思っていたんですね。ところが、どっこいです。パス回しがうまくいっている。そりゃ〜アメリカにボールをとられることもあれば、アメリカから取り返すこともある。日本もアメリカも、どっこい、どっこいです。澤さんがいない不安を微塵も感じさせません。堂々とした試合運びです。でも、まあ、アメリカだから負けるだろうなと、思いながら見ています。前半を0-0で折り返しました。ひょっとすれば、ひょっとする。ワールドカップの時もそうです。引き分けに持ち込めば、ペナルティーキック戦で、運が良ければ勝つこともありうるでしょう。と。だから、アルガルベカップのアメリカ戦も、後半が始まって、ひょっとすれば、と。ちなみに、アメリカと引き分けならばリーグ戦は2位で、決勝には出られません。で、両チームとも点が入らず、このまま引き分けかなと。すると、なんと39分に点が入りました、日本に。このまま、逃げるかと思ったのですが、日本女子はキープするどころか、攻めに転じます。凄い。なでしこニッポン、凄い。澤さんがいなくても、凄い。そんなわけで、なんとなんと、アメリカに勝っちゃいました。凄い。でも、普通、39分くらいに点を入れて勝ち越したら、逃げるんですけれどね。なでしこたちはそんな気配がない。情けない男性たちよ、なでしこを見習いなさい。逃げませんから。

さて、今日はというか、もうそろそろ、ドイツとの決勝戦が始まります。また、澤さんは出場しません。だから、澤さんがいなくっても、勝って欲しい。逃げのサッカーをしない、なでしこ頑張れ。見てご覧なさい、男子サッカーはどんどんランキングを落として、とうとう33位。オーストラリア、韓国よりも下になりました。もう、情けない。だから、Ｊリーグの観客動員も減少するのは当然ですよね。まあ、情けない男子は放っておいて、これから始まるドイツ戦、澤さんなしで頑張れ。若手よもっと伸びろ。さあ、もうすぐ、試合が始まります。なでしこたちよ、新しい強さを見せてください。そして、勝ってください。