大学入試センター試験のトラブルが相次ぐ。


1年に一回しかない大学入試の一大イベントが、終わりました。そのセンター試験で、トラブルがいくつも発生したらしいですね。被害を受けた受験生はたまったものではありません。そもそも受験というのは、誰に対しても平等な機会を設けるべきはずが、試験管のミスやら、機材のトラブルやらで、コンディションを崩されたら、泣くに泣けませんよね。もう、こんな愚かなセンター試験なんて、辞めた方がいいですよ。

センター試験というのは、30数年前に始まった制度ですよね。そもそもが共通一次試験として、33年前に国公立大学の入学志願者を対象にして行われたはずでした。それが、段々と私立大学も加わって、多くの人が受けることになった。そりゃ〜多くの人が受験したら、どこかでミスだって起きますよ。それに、今や大学の進学率も50%を超えちゃって、33年前とは時代が大きく変わっているんですよ。そういえば、センター試験の試験問題が難しすぎるから、もっとやさしいレベルの試験問題を用意してくれ、なんて要望もありました。お馬鹿な受験生には幼稚園レベルの問題を用意しろということでしょうか。

ま、センター試験を別にしても、お金さえ払えば大学に行ける時代になりました。推薦入学やOA入試で、基礎学力を問わないで、意欲だけを見ようなんてね。意欲って、お金を払う意思、ということなんですね。そういえば、最近、看護系の大学や、介護系の大学というか、そういう学部や学科を設置する大学が増えていますよね。看護や介護は、専門学校で勉強する人が、かつては多かったはずです。その専門学校が、大学と名前を変えて、つまりより高額な授業料をせしめることができるからです。専門学校だと、それほど高くない授業料が、大学になったおかげで、数倍も高いお金が掛かってしまう。そんな大学が、どんどん認可されています。ね〜、変だと思いませんか。

ま、つまり、センター試験は、東大の医学部を受験する人も、お馬鹿な私立大学を受験するレベルの低い人も、同じ試験問題を実施すること自体が、そもそもおかしいわけで、学力のレベルがあまりにも開きすぎているんですよね。だから、もうセンター試験は時代遅れなんです。そんなセンター試験をしなくても、個別に大学が試験をすればいいわけですから。