去年の出来事を今頃、振り返る。


昨年のクリスマスに亡くなった俳優の入川保則さんは、末期ガンで余命宣告を受けている時期に、普通なら延命治療を行うのでしょうが、入川さんはきっぱりと延命治療を拒否して、自分らしく生きることを優先したそうです。それを、クオリティライフというのだそうですが。延命治療で、抗ガン剤の薬漬けになって、それでいて病院のベッドに縛り付けられているようで、ただ苦しみだけを引き延ばしているような患者さんを見たことがあります。どうしてと思いますが、これも医療進歩のための実権になっているのかもしれません。私はそうならないように祈っていますが、はたしてねえ。運がわるけりゃ、運がよけりゃ。運は、どっちに転ぶのでしょうか。お楽しみに。

吉本興業の社長さんが、暴力団との付き合いがらみで引退した紳助さんの復帰に期待するような発言がありましたね。吉本興業というのは、はっきり言って金儲けのためならなんでもする、というようなことを聞いています。つまり、紳助さんが復帰した方が、金になるってことなんですね。ま、それほど、ほかの芸人が稼げていないということでしょうね。漫才をはじめとした芸人ブームと言いますが、本当に芸人と名乗るにふさわしい芸人がどれほどいることでしょうか。吉本と言えば、トップ芸人に明石家さんまさんがいますよね。そのさんまさんが、去年のトヨタカップで優勝したバルセロナのメッシ選手に「間抜け」な質問をしたとして話題になっていました。そういえばさんまさんは、かなり前のオリンピックでも選手へのインタビューで悪のりをして、うんざりしましたよ。吉本の芸人さんは、あんまり好きじゃ〜ありません。それこそ、くだらない芸人は、どんどんテレビから消えていってほしいですね。ほんとに。

大阪市で橋下市長が誕生しました。で、バサバサと市職員をこき下ろしています。大阪市の職員って給料が高いから、人気があったのですよ。でも、これからは、給料が民間くらいに下がって、どんどん人気がなくなって、これからの大阪市は運営も大変でしょう。大阪市って、生活保護を受けている人の比率が日本一高いということで有名ですよね。つまり、大阪市は貧しい人が多いのです。で、貧しい人が多い地域は、えてして公明党共産党が人気を得やすいことでも知られています。ところが、大阪府知事大阪市長は、公明党共産党が支持する人ではなく、また民主党自民党が支持する人でもない、橋下さんたちが当選しちゃったんですね。大阪維新の会でしたっけ。つまり、民主党自民党公明党共産党には期待できなくって、それ以外の人を、大阪の貧しい人たちが選んだ、なんて見方があるようです。お金持ちだって、貧しい人だって、一票は一票ですから。これから大阪は良くなるのか、悪くなるのか。東京に暮らす私には、知ったことではありません。ただ、今の民主党ではダメで、解散総選挙ばかりを唱える自民党公明党にも期待できるわけではなく、共産党などは問題外。今までの政党は、たよりにはならないということです。だから大阪で、維新の会が躍進したんでしょうね。政治はどうなることやら。とにかく国会議員が多すぎるのですよ。早く議員定数を削減しましょう。