カジノ解禁に、国会議員が動く。


国会議員が震災復興の資金稼ぎのために、カジノを設置しようという動きが出ています。でも、日本にギャンブルの大看板となるカジノは必要ないと思う人は多いでしょう。私も以前はそう思っていたんですねえ。でも、実は日本には、貧困者も高齢者も巻き込んでいるギャンブル、パチンコがあったんですねえ。パチンコって、誰が見てもギャンブルです。パチンコを打ちいって、首尾良く玉がいっぱい出たならば、それをお金に替えて得ることができる。たとえば、数千円の資金で、数万円を得ることができるから、立派なギャンブルですよ。でもこれを、景品交換とか、独特のシステムがあるために、ギャンブルだと認めない人がいるんですね。お馬鹿かと思いますが。ま、とにかく、ギャンブルのパチンコは様々な人のお金を吸い込みながら巨大な産業に育ってしまいました。

さて、国会議員の言うギャンブルは、カジノを核にホテルやショッピングセンターなど、総合的なリゾート施設を作って、海外のお客さんを呼び込もうという思惑ですよね。まあ、確かにそれはそれで事業として成功するでしょうけど。そんなものを、一度にドカッと作ろうとしても日本国内からの反発は強いでしょうね。だからこそ、カジノというか、ギャンブルを公営化してしまえばいいのですよ。その中でも、パチンコは20兆円から30兆円もの巨大産業なのです。こんなギャンブルを、民間の企業にまかせているって、そもそもおかしいことなんですよね。企業がパチンコで儲けることを考えているから、パチンコにのめり込む人が家庭を疎かにしたり、娯楽の少ない高齢者がパチンコ中毒になったり、生活保護を受けているにもかかわらずパチンコに通っている人がいる。これこそが社会のひずみですよね。これらを公的な管理にして、利用者や利用者ごとの限度額や利用履歴を明確にしてやれば、ギャンブルに生活を蝕まれるっとことは避けられるかもしれません。金銭流通の電子管理や、情報の電子管理が進んでいるのですから、やってやれないことはないでしょう。そうです、やってみることです。パチンコを小さなカジノとして、公的な管理の下に置きましょう。

ところで、ギャンブルのひとつである競馬ですが、高額配当で話題になったWIN5ですが、発売金額は10億円前後で止まっているようですね。で、昨日のレースは、5レース中の4レースで一番人気の馬が来たようです。で、払戻金も19万円ほどだったとか。なかなか上限の2億には達しないようです。ギャンブルって思惑通りには行かないってことですよ。何事も。