野村克也元監督のお話は面白い。


日曜日のテレビで、野村監督がテレビに出ていて、教え子の名前を100人中何人覚えているか、というようなクイズ的な番組があった。その中で、息子さんの写真が出てきて、そりゃ〜お父さんだから当然知っているに決まってますよね。で、ぽろりとこんなことを言っちゃった。息子さんの克則さんがプロ野球に行きたいけれど、どこの球団からも声が掛かっていなかった。そこで、お父さんが監督をしているヤクルトのオーナー社長にお願いして、なんとか息子さんを獲ってもらったそうですよ。こんなことを、さりげなく暴露しちゃうんですね、野村さんは。なんか、ますます好きになっちゃいましたね。

野村さんといえば、比較対象されるのが、長嶋さんです。長嶋茂雄はひまわりの花、私は月夜にひっそりと咲く月見草ですよ、と昔、野村さんが自虐的に語った言葉が語りぐさになっていますよね。で、長嶋さんの息子さんの一茂さんは、ずばり、ヤクルトのお荷物選手と言う。そういえば、息子さんおふたりともドラフトでヤクルトに入団されているのですね。今や、一茂さんはタレントさん。克則さんは、コーチとして活躍されています。私も昔は、長嶋派だったんだけど、年々、野村さんに惹かれますね。特に、一茂さんがテレビに出て、しゃべればしゃべるほどキライになります。

だから、一茂さんが選手時代は、先輩やコーチたちが扱いに困ったことでしょうね。大事に育てなきゃならないひまわりの種ですから。でも、その種も、親の資質は受け継がれなかったみたいですね。成績は全く大したことがないのに、口や態度だけはでかいです。親の七光りだけで光っているようなものです。だからこそ、野村元監督の話は面白かった。不愉快になる人と、面白く拝見できる人。テレビはすべてをさらけ出します。だから、最近のテレビは、つまらなくなったのですね。でも、最近、BSが面白いですよ。くだらない芸人が、登場しませんから。