お年寄りが集まる「ゲーセン」がある。


東京都葛飾区のゲームセンターには、数十人のお年寄りが遊んでいる。店は2年前から高齢者が増え始め、今では平日昼間の利用者の8〜9割を占める。で、お年寄りたちは約1000円で数時間を楽しみ、ゲームの途中でお茶を飲んだり、弁当を食べたりして仲間と雑談して過ごすそうな。という記事が数日前、ネットに出ていました。あんまりお金のかからないゲームセンターで、お年寄りがまったりしているなんて、いいですね。

でも、パチンコに熱中するお年寄りは多いそうですね。お年寄りが、パチンコに夢中になってしまって、唯一の収入である年金を注ぎ込み、さらには借金を重ねてどうしようもなくなった、なんて話をよく聞きます。そりゃね、出掛けていって、娯楽を楽しむのはいいことなんですが、パチンコってあっという間に、万単位でお金が素っ飛んでいくのですよ、と誰かが言っていました。毎月、15日になると通常より多くの客が詰めかけて、台の稼働率がアップするといわれているそうです。

ゲームセンターも東京だから成り立つのであって、地方なら人は集まらないといわれています。地方や郊外の田舎は、お年寄りでもなんでも、とにかく人を集めて、まずはパチンコをさせたら、こっちのもの。なんて業者は思っているのでしょうね。パチンコの広告はどんどん増えています。新聞の折り込みチラシだって、とっても多いですから。あんまりお金を必要としないお年寄りの遊びがあればいいんですけどね。

9月15日時点で、100歳以上のお年寄りは、4万7756人だそうです。2000年は、1万3036人。1990年は、3298人。1980年は、968人。1970年は、たったの310人だったそうです。お年寄りは、毎年増加しています。私だって、そのうちにお年寄りの仲間入りをしますから。いま、若者の皆さんだって、いずれはお年寄りになります。その頃、どんな日本でしょうか。それを考えると恐ろしいですよね。ま、その頃、私は生きちゃいませんから。