宅配便で信書ダメって、結構めんどくさい。


クロネコヤマトメール便ってありますよね。これって結構便利で重宝するんですね。我が家にもたびたびヤマトのメール便がポストに入っています。ところが、ヤマトが、宅配便では信書がダメ、らしいのです。どうも郵便法でそう決まっているらしいのです。そもそも信書とは、特定の受取人に対して、差出人の意思を表示し、または事実を通知する文書とされています。つまりは、手紙などの書状や通知書、請求書などは信書とされ、書籍やカタログなどが信書ではないとされているのです。

だから、最近、通知書や案内などのメール便が少なくなったのですね。でも、いままで、信書がメール便ででも届いていました。それが、急に、信書がダメって。それは、埼玉県の30代女性職員が2009年6月、信書に当たる狩猟免許の更新案内をヤマト運輸メール便で県内の男性に送付した。するとこの案内を受け取った男性が県警に告発したと言うんです。で、埼玉県警は埼玉県と職員、ヤマト運輸と従業員2人について、郵便法違反の疑いがあるとして、2011年3月16日付で書類送検。しかしながら、さいたま地検は同月31日付で起訴猶予処分にしています。ふ〜う、なんて面倒臭いことでしょうか。この告発した男性は、よっぽどの偏屈ものですね。

まあ、そんなわけで、ヤマト運輸メール便に信書を入れないように懸命に呼びかけているようですよ。いっそ郵便法を改正したらどうですか。郵政民営化で、結構中途半端になっていることが多すぎるんじゃありませんか。確かにオフィスでメール便は便利でしょ。いろいろな荷物を出すついでに、あるいは受け取ったついでに、メール便もお願いしますと言えばいいのですから。でもね、一般個人の私にとって、メール便ってちょっと味気ないのです。手紙がメール便で届いたときには、どっちらけでした。手紙っていうのは、切手が貼っているからいいんですよ。それもきれいな記念切手なら、なおさら感激。私だって人に手紙を出すときには、いろいろと記念切手から選びますから。だから、郵便も、メール便もそれぞれ使う人の好みによって選べるように、政治家のお偉い人たちも少しは考えて、とっとと郵便法を改正してくださいな。