携帯グリーゲームの情報改竄、容疑者逮捕。


という記事がネットにのっていました。まあ、よくあるイタズラというか、ハッキングかなにかかなあ、と思っていました。ところが、記事を良く読んでみると、インターネット交流サイト、グリーの携帯ゲームのユーザー約130万人の情報を改竄や削除したとあります。で、そのゲームは、着せ替えゲームというではありませんか。つまり、携帯電話で遊べるゲームの中で、ひとつの着せ替えゲームになんと130万人の利用者がいることになります。着せ替えゲームですから、たぶん女性でしょう。中高生くらいの若い女の子がほとんどかもしれません。いや〜、こんなゲームで、虜になっている人たちがいっぱいいるんですね。やっぱり、常に手元に携帯電話があるから、ちょっと手持ちぶさたのときに、ついついゲームをやっちゃうんでしょうね。本とかを読めばいいのに。しっかり勉強しましょうよ。

で、捕まった容疑者です。容疑者は、この着せ替えゲームを開発、配信していたゲーム会社に派遣で勤めていたようです。その動機は、一生懸命頑張ったのに能力を認めてくれなかったので、嫌がらせをした、のだそうです。派遣社員なので、派遣期間が終わると、仕事のできばえの良し悪しに関わらず、冷徹に契約解除されてしまうわけなんですね。ちょっと可哀想な気がしますが。でも、業務の妨害はいけません。でも、この容疑者のように、働き口との接点を派遣会社に握られている限りは、派遣先の会社でいくら頑張ってもダメなんですよ。賃金だって派遣会社に少しはピンハネされているだろうし、派遣先の会社だって、ほしい社員がいても手を出せないんですよ。労働者のイニシアティブが派遣会社に握られていますから。だから、派遣会社って、ここまで急成長して、派遣社員はその泥沼から抜け出せないのですよ。派遣システムのあり方を、もう一度考え直さないと、国民年金の加入者は毎年低下して、さらには生活保護の受給者がどんどん増加して、日本が困ったことになりますよ。野田新総理も、少しは考えてくださいな。