原発の廃炉裁判、時間のムダです。

中部電力浜岡原発の周辺住民が原発1〜4号機の運転差し止めを求めた訴訟の控訴審が、東京高等裁判所で審議が続いています。ちなみに1審の静岡地裁では住民側が敗訴しました。まあ、住民が第二の原発事故を防ぐために、直ちに廃炉にすべきだ、と主張する気持ちはわかるんですけど。こういう裁判って、結局時間の浪費ばかりをしているような気がします。周辺住民も、原発が危険だというのなら、とっとと原発から遠い安全な場所に引っ越せばいいのに。仮に、高裁の裁判で住民側が勝訴したとしましょう。当然、中部電力は控訴するでしょう。たとえ、住民側が反訴しても、また最高裁に控訴することは、確実なんですね。で、最高裁が、中部電力廃炉にすべしという判決を下したとしても、すんなり廃炉にはならないのが日本の社会なんですよ。

じゃ〜、とうすれば、浜岡原発廃炉にできるのか。もっともっと拡大解釈をして、世界中の原発廃炉にできるか。それは、それほどのエネルギー消費を必要としない社会をつくるべきなんですね。街や郊外には自動車が溢れて、排気ガスをいっぱいまき散らし、一般家庭からはゴミが無尽蔵に排出される。大量生産、大量消費、大量廃棄。ゴミをいっぱい生み出しているようじゃ、そのゴミになる前の商品を生産するのにもエネルギーが必要になります。だから、直ぐにゴミにならない、いつまでも長く使える製品を使えばいいのに、安いからと言って100円ショップ製品に飛びつく人があまりにも多すぎるのですよ。100円ショップより3倍高くても3倍長持ちするものを買えばいいわけ。でも、100円ショップ製品は、直ぐに壊れてゴミになる。そのゴミを処理するのにも大量のエネルギーが必要になる。だから、原発廃炉にせよと裁判を起こすより、もっともっとエネルギー消費をしない社会や暮らしを考えたらいいのですよ。車の騒音や排気ガスも、なくしてくださいね。

へっ、2018年冬季五輪が韓国で開催決定ですか。そりゃ、韓国の方、おめでとうございます。そういえば、2020年で、意地にかけて石原都知事が、愚かにもまた夏季五輪に立候補しているらしい。いいかげんにしてよね、です。だから、2018年冬期は韓国決定ですから、2020年の夏季東京は、落選してください。お願いしますよ。原発事故だ、放射能汚染だ、反原発だ、廃炉訴訟だと騒いでいるくらいですから、オリンピックなんて無理だと思いますから。