カロリー制限は寿命を伸ばす。

私ですが、意外と早く退院することができました。これも日々の心がけがいいからでしょうか。なんてことを言っちゃって。ところで、入院中はできるだけテレビを見ないようにしたのですよ。パソコンもありません。できるだけ、書籍や新聞など紙媒体に親しむことにして。で、退院してからも、できるだけお馬鹿なテレビ番組を見ないようにしています。殺人が絡む刑事検察弁護士のドラマものやバラエティ番組は、できるだけさよならです。そんなわけで、昨日は「行列のできる法律相談所」を見ないで、他のテレビ局を。確かに島田紳助さんは、トークがお上手なんですが、他の芸人さんとの落差があまりにも大きすぎるから。それにこの番組って、結構いじめっぽいからいやなんですね。そんなわけで、NHKを。

昨日のNHKスペシャルで「あなたの寿命は延ばせる。発見!長寿遺伝子」という番組でやっていました。アメリカのウィスコンシン大学の研究で、食事のカロリーを30%少なくしたサルの方が、好きなだけ食事ができるサルよりも、ずーっと長生きができて、しかも顔の張りも毛艶も良いという研究に基づいてです。でも、このレポートは2年くらい前に科学誌のサイエンスやネイチャーで発表された内容なんですね。

で、NHKでは、最初にお元気な100歳のご老人を紹介して、このご老人たちは、カロリーを制限した、いわば腹八分目の食事方法を今もずーっと続けているからこそ、今も健康でお元気なのだと。おっと、番組では長寿遺伝子というのが、DNAのなかにあって、この遺伝子が働くと長寿が可能なのだそうですね。で、その遺伝子を働かすためには、大雑把に言うとカロリー制限をすればいいらしいのですよ。

ま、私たち人間は日頃から飽食だとされていました。近年の日本人もそうですが、アメリカ人なんて半分近くが肥満といわれています。人口70億人にもかかわらず、飽食世界の中で、人間だけが寿命を延ばせるなんて、なんだか虫のいい話ですよね。で、人間も必要カロリーよりも30%少ないカロリーだと、長寿遺伝子が動き出して、長生きできるらしい。皆さん、やってみませんか。太く短くよりも、細く長くなのかもしれません。病院食だって、決してたらふく食べるものではありませんよね。カロリー制限は寿命を伸ばす。なるほどです。