東京電力からのお詫びとお知らせ。


先日、東京電力からご案内のようなものがポストに入っていました。表紙には、東京電力からのお詫びとお知らせ、と書かれています。なんだか、いまさらなあ。今頃、白々しくありませんか。内容は、原発停止の話から、輪番停電、夏季の節電のお願いと具体的な方法がいろいろと書かれています。そんなもの、いまさら言い訳されたって、後の祭りでしょうが。それに、私はネットでいろいろと調べていますから、情報的になんの新しさもありません。ところで、停電した世帯は電気料金が割り引かれるそうですね。でも、割引よりは、停電のない方がやっぱりいいですよね。

で、最後に、電力のご使用をお控えください、だって。原発事故の前までは、オール電化しましょ、と派手にコマーシャルをやっていたのに。でも、このお知らせを読んで、まだ東京電力は被害者だと思っているのですね。原発事故を人災だとは思っていないのですよ。震災による不可抗力だと。もう、こんなになってからでは遅いですが。

私は別に原子力発電所に反対って訳でもなかったのです。ただ、原発の様々なトラブルに関して、電力会社が隠していることが多すぎるのですよ。今回の震災に伴う事故だってそうです。今頃になって原子炉がメルトダウンだったとか、冷却の海水注入を中止した、いやしなかった。でも、今となってはどうしようもありません。その場その場で最適の対応をしているとは思いますが、どう対応しているか、現状はどうなっているのか。こんなことを隠し続けるから、みんなが原発に対して疑心暗鬼になるのですよ。東電は、すべてをしっかりとお知らせしてください。