日大に合格したが、他大学を目指す息子さん。


ご近所の息子さんです。去年、高校を卒業したばかりで、日本大学にも合格したのですが、どうしても他の大学に行きたくて、結局合格した日大を蹴って、予備校に通っているそうです。そうか、日大じゃダメなんですね、と思ってしまった。ま、いろいろ、行きたい大学とかもあるだろうし、とにかく若い頃の一年や二年、一生懸命勉強する時があってもいいじゃないですか。ランクアップ、頑張ってください。

今や、大学は全入時代と言われています。選ばなきゃ、どこかの大学に、試験さえ受けると合格する時代になりました。つまり、定員割れ大学も多いということですね。それくらい、大学のレベルが下がってきましたから、より高いレベル大学を目指すの当然と思います。学生が避難地域でドロボウをするような大学じゃ世も末ですから。とにかく、大学というのは、勉強する所ですから。ましてや、ドロボウを教える大学なんてないはずですから。

この春卒業した大学生の就職率が91.1%と、新聞記事にもなっていました。今春の大学卒業生は約55万5000人で、そのうちの37万人が就職を希望したが、33万7000人しか就職できなかったようです。ちょっと古いデータですが、平成2年の大学卒業者は40万人で、就職したのは32万4000人でした。平成12年の大学卒業者は53万8000人で、就職したのは30万人。ちなみにこの年は就職氷河期でした。平成17年の大学卒業者は55万1000人で、就職したのは32万9000人。だから、大卒で就職できる総数ってのは32〜33万人で、限られているのですねえ。つまり、大学卒業者総数の6割くらいしか、企業や公共団体、公務員として就職していないのです。この息子さんのように、今のうちにより高いレベルを狙うのは当然なんでしょうね。来年は、志望校の合格を祈っています。