まさに火事場ドロボウ、許せぬ輩です。

福島第一原発の避難地域で、避難した後の民家に次々と盗みに入った東京国際大学の学生と、19歳の男性が窃盗で逮捕されました。震災後、日本では略奪がないと海外メディアは賞賛していましたね。しかし、暗がりが多くなった東京では、ひったくりが多発しています。闇の部分が拡がると、犯罪が多発するのでは、一般民としては不安が深まるばかりですよね。しかし、この大学生は、何を考えているのか。

そういえば、阪神淡路大震災の時でも、はるばる関東から車に乗った窃盗団が神戸の被災地に盗みに入った、という話はよく聞きました。この東京国際大学の学生容疑者も、確信犯で、つい出来心で家の者を盗んだ訳ではないようです。はじめから、盗むつもりで避難地域に行った、ということです。どうすれば防げるのでしょうか。パトロールと、現地に出入りする車のチェックです。車に乗っている人にも声を掛ける必要があります。どちらに行かれますか、と。犯罪者は顔を見られることを嫌いますから。大学側も、学生の非行歴とかを、きちんとチェックしていてほしい。窃盗は繰り返すと言いますから。

浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ。石川五右衛門の辞世と伝えられる歌らしいのですが、全く持ってそうなのかなあ。世の中にどろぼうがいなくなることはないであろう、じゃ〜困ったことです。やっぱり、五右衛門が言うように、どろぼうは常に廻りにいる。監視の目を厳しくするしかないですね。そういえば、人を見たらドロボウと思え、ということわざがありました。軽々しく人を信用するな、という意味なんですが。人間不信に陥る前に、ドロボウでない人を知っておくことですね。