8年で50ミリ被曝、白血病で死亡。


ちょっとブログを検索していたら、過去の原発被曝労災が明らかになった人の被曝量を紹介していたページを見つけました。その方は、原発勤務で計測装置点検の作業員で8年10カ月勤務して、50.63ミリシーベルト被曝。原発勤務後の約2年後に、29歳で白血病で亡くなられています。なので、累計50ミリシーベルト以上で、何年か経ってから障害があらわれる人もいるのです。仮に、小学校施設などで年間10ミリシーベルトだから、安心してくださいと文部科学省が発表しているでしょうけど、6年間で総被曝量が50ミリシーベルトを超えると、ちょっと危ないんじゃないかと思いますが。

年間被曝量20ミリシーベルトの現行基準なら安全とする文部科学省。年間1ミリシーベルトを主張して、現行基準を容認したら私の学者生命は終わりだと、怒って内閣官房参与を辞めちゃった東大教授。で、なおも文部科学省は、福島県内の学校で屋外活動しても、1年間で10ミリシーベルトと、基準の半分以下だから安心しなさいと言っています。どうなんでしょうね。早く、放射能除去の手だてをしないと、やばいのではないでしょうか。子供たちは、日本の未来を担っているのですよ。50代、60代のお偉いさんが被曝するのと、小さな子どもが被曝するのとは、全く違うのですから。

そういえば、先日、NHK教育テレビで放送されたETV特集の、ネットワークでつくる放射能汚染地図というのをチラッと見たんだけど、実際の汚染は、発表よりも深刻なようです。30キロ圏外でも、異常なくらい高い放射能数値が検出される、ホットスポットという場所が到るところにある。おそらく、栃木や千葉で収穫された茶葉に基準値以上のセシウムがあったのは、その茶畑がホットスポットだったのでしょう。だから、東京にもあるかもしれません。きっこさんが書いている「きっこのブログ」によると、東京も危ないらしいのです。若くない私はどうでもいいのですが、若い方たちは心配ですね。特にお子さまや、妊婦さんはご注意くださいね。きっこさんは、関東一円で生活している人も、アスファルトで舗装された場所だけ歩くようにして、できるだけ土や砂や雑草のある場所には近づかないように、と言っています。