なんで、そうなるの?放射能汚染。

福島第一原発は、早い時期からメルトダウンになっていた、ということが確実なようです。いまさらの報告ですが。だからといって、拡がった汚染はどうしようもありません。事故は、人災だと言われています。電源喪失時に、速やかに電源回復の手だてを打たなかったのか。東北電力の電線から電力を引かなかったのか、と誰かが言っていましたが。これも、もう遅いです。では、もっと大きなテーマとして、なんで原発は必要なのでしょうか。それは私たちの日常生活の維持に、さらには工場で様々な製品を作るのに、膨大な電気が必要なんですね。日本の人口は1億2800万人。この人口と生活を維持するためには、原子力発電に頼らざるを得ないことになります。

だから、灯りをLED照明に換えたり、懸命に節電しても、たかがしれています。でも、ちりも積もれば山となる。みんなで節電すれば、何とかなりそうですね。で、私はちょっぴり今年の夏に期待しているのです。どんな変化が起きるのか。どこまで、私たちはエアコンを我慢できるのか。ご近所さん総出で、夕方の打ち水が実現するのか。東京の夏が、みんなの生活習慣と知恵で、少しでも涼しくなるといいのですが。確かに、エアコンの排熱って、気持ちの悪い暖気ですよね。中を冷やすために、外をどんどん暑くしている。これが、どう変わるのでしょうか。

日本ではこれ以上、原発を増やすことは難しくなりました。でも、世界では原発はどんどん増えているのです。特に中国とインドでは。人口の多い国ですから。で、世界の人口は今年10月には70億人を超えるといわれています。12年とちょっとで10億人増えた計算になります。ということは、2050年には人口が100億にもなるのでしょうか。地球が爆発しそうですね。もし、100億人の日常生活を維持するために、どれだけの電力が必要かを考えたら、数千の原発が必要になりそうですね。恐ろしいことです。人口爆発と、爆発的な原発増加。恐ろしい未来です。