東北地方で作る花火で、花火大会、やってください。

去年も、景気の低迷で各地の花火大会が、取りやめになったところが多かったですね。今年は、さらに輪をかけて、東京や神奈川では複数の大会が中止を決めているという。震災や電力不足の影響ですね。で、これによって、福島県宮城県の花火製造業者が生産の縮小を余儀なくされているらしいのです。せっかく震災から1カ月程度で製造再開にこぎ着けたのに、今度は注文が入ってこないらしいのです。江戸川区の1万4000発の花火大会も、初めて中止になるとか。

で、花火業者の団体は、花火は単なるイベントではなく、慰霊の思いを込めた祭祀の意味もあります。むしろ花火を見ることで東北を応援してほしい、と言っています。まさにその通りだと思います。東北地方で作られた花火を使って、慰霊の思いを込める。多くの犠牲者の初盆としてなら、もっともっと多くの人に見てもらうのがいいのではないでしょうか。東北地方の工芸品や日用品、野菜などの食品セールだってあります。それこそ、東北地方の花火業者の救済として、花火義捐金があってもいいんじゃないですか。スポンサーの寄付が足りないのなら、花火義捐金を募りましょうよ。ただし、花火は東北地方の花火を使用してくださいね。

花火大会の中止で、東北の花火文化が終わってしまったら、それは花火大会を中止に追い込んだ私たちが悪いということになるでしょうから。自粛で、東北の業者をつぶしてしまったら、あまりにもかわいそうじゃないですか。これ以上の花火大会の中止を、考え直してくれませんか。

でも、逆に、夏のお盆の時期に、被災地で花火大会があってもいいと思う。生きている人も、亡くなられた方もきっと空から海から見ているでしょうから。鎮魂の花火大会です。ふと、そんなことも考えてみました。改めて、東日本大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。