放射線被曝とカロテノイド。

原発の被害が深刻ですが、私たち人間は普段から様々な放射線を浴びているものなのです。宇宙から降り注いでくる放射線というのがあります。海面だと時間あたり0.036マイクロシーベルトでも、高度8000メートルだと2.8マイクロシーベルトで、高度1万5000メートルだと13マイクロシーベルトになるそうです。で、航空機のパイロットを対象に、食生活の調査がアメリカで行われたそうです。ベータカロテンなどのカロテノイド、ビタミンC、Eなどの抗酸化物質の摂取量を調べたそうです。すると、抗酸化物質を多く摂取しているパイロットほど、DNAの損傷が少なかったという結果が出たそうです。つまり、放射線を多く浴びていても、細胞へのダメージは少なかったということです。

たとえ放射線が低レベルでも、ダメージが蓄積するといずれガンになってしまうこともありますから。しかし、野菜や果物に含まれるカロテノイドやビタミンA、C、Eを積極的に摂取することで、ガンを引き起こすダメージから細胞を守ることができるのです。カロテノイドは、ニンジンやホウレンソウに含まれるアルファカロテンやベータカロテン、トマトやスイカに含まれるリコピン、カボチャに含まれるゼアキサンチン。卵黄にもゼアキサンチンが含まれています。エビやカニに含まれるアスタキサンチンも有効です。

カロテノイドの効用は、抗酸化作用で活性酸素を除去してガンや生活習慣病を予防する効果に優れています、1種類だけでは効果は低く、複数のカロテノイド合わせて摂取すると高い抗酸化力が発揮されるといわれていますから。だから、色の濃い野菜や果物を積極的に食べましょうね。