星が多く見えるような気がします。

震災から、1カ月以上が経って、夜空をじっくり見上げるようなことはなかったのですが、見える星の数が多くなったような気がします。震災前に、どれほど星が見えていたのかは、もう忘れてしまいました。それほど、長い長い時間が過ぎましたね。確かに、東京方面の夜空は、以前ほど明るくないですね。それこそ、夜に流れる雲が、地上の灯りを受けとめて白く見えていたことがありました。

夜の駅のホームも、結構照明が落とされていて、でもそれで不便を感じるかというと、そうでもない。地下鉄の駅の構内も、以前より格段に暗くなりました。ヨーロッパに旅行した人が、イギリスの地下鉄構内って、これぐらいの明るさなんだよね、と言っていました。いままでの駅の構内が、明るすぎたんですね。どこもかしこも節電に頑張っている。でも、これがちょうどいいのかもしれません。

そういえば、昼間の青空も以前より、青さがしっかりしているような気がします。節電によって、夜の星が多くなっています。放射能の心配はあるけれど、空気だってきれいになっているのかもしれないですね。だから、西日本で暮らしている方々も、節電してみると、多くの星が見えるようになりますよ。私は、暗さに多少は不安な気持ちになりますが、その分、暗くなる前に早く帰らなきゃとか。明るいうちに、手早く用事を済ませようとか。効率良く動けるようになりました。全国的に始めてみませんか、節電キャンペーンです。生活や防犯上の差し障りがない限り、地上の灯りをできる限り暗くすれば、夜空の星が多く見えるようになりますよ。今日は週に一度の節電の日、なんてね。暗くなる前に、早く家に帰ればいいのですよ。西日本の人も、節電を考えてみてはいかがですか。