テレビのアナログ放送は、本当に終了するの?

東日本大震災の影響で被害の大きかった、岩手県宮城県福島県では、アナログ放送の終了を半年以上延期するらしいですねえ。まあ、被災地はとても地デジ対策どころじゃないと思うけれども。でも、実際問題として、ビル影とか、山間部では、地デジの電波が入りにくいところがある。こんな様々な矛盾を抱えて、本当に、すべての世帯が、以前と同様にテレビ放送を楽しめるのか、大いに疑問ですね。

まあ、テレビが見られなかったら、その分は節電にもなるでしょうけど。いっそ、全国的にアナログ放送の終了を2年くらい延期したらどうでしょうか。まだまだ、数年はアナログ放送でも、きれいに見ることができるテレビは多いと聞きます。ある方は、ケーブルテレビを視聴しています。そのケーブルテレビ局では、アナログ放送の停波後も、3年から5年くらい間、わざわざデジタル信号をアナログ信号としてケーブルで流すらしい。

つまり、ケーブルテレビなら、今まで通り、アナログテレビが、あと3年から5年くらい見ることができるそうです。なんだ、そうだったの、我が家だってケーブルテレビがあるから、わざわざ地デジ対応のテレビに買い換える必要はなかったのですね。もっと、そういうことを、なぜケーブルテレビの人は教えてくれなかったのですかねえ。

結局は、国民がエコポイントやらで、踊らされて、まだ使えるテレビを交換させられてしまった。ちょっと残念な気持ちです。こんな政策を打ち出したのは、おっと今の政権ではなかったですね。今日、新聞の折り込みチラシで、37型の液晶テレビが59800円の値段になっていました。1年前は、10万円くらいでしたから、確かにエコポイント以上に値下がりしています。結局エコポイントで得をしたのは、家電量販店と、家電メーカーだけ。消費者は、エコポイントで得をした気分になっただけ。政府は、お金の使い道をしっかり考えなきゃ。一部の人だけが得をするシステム、どうかと思いますけど。もうお馬鹿な予算の使い方はやめて、これからは被災者に対する支援、復興に対する援助などに、しっかりと使ってください。東京電力の救済などにお金を使ったら怒りますよ。避難民の救済や補償が優先ですから。