原子力発電所は、私たちが作らせた。

福島第一原発が、地震津波の被害を受けて停止。甚大な被害を受けて、廃炉と言われています。原発の停止後は、度々の計画停電が実施されました。つまり、首都圏の電力消費は、原子力発電所によって賄われてきたのですね。私は、別に原発に反対するわけでもありません。かといって、賛成ってワケでもありません。まあ、しょうがないのかな、原発も。

でも、今回の災害では思い知らされました。私たちは、原発に頼りすぎていたのですね。日本は、何不自由することのない国です。蛇口をひねれば水が出る。お湯だって出せます。夏は涼しく、冬は暖かく、室内なら一年中が同じ温度に保てます。マンションのどの部屋や共用通路にも灯りが煌々と輝き、エレベーターは24時間動いています。

コンビニだって客も来ない深夜の2時3時にも眩しいくらいの光を放っている。宇宙から見ると、夜の日本は際だって明るいのだそうです。暗いと犯罪が起こりやすい。明るいから犯罪抑止の効果がある。そういうことも言えるでしょうけど。あまりにも膨大な電力消費に甘えていたのですね。都心部の夏は、とっても暑い。エアコンの排熱が、都市を暑くしているのです。エンジンをかけた自動車も、都市を暑くしています。

電気に限らず、ガソリンだって、湯水のように使っていたのですよ。ちょっと出掛けるのに直ぐ車を使う人がいる。私は基本的に、歩け歩けですが。粗悪な商品を買わないことも大切でしょうね。そういえば、5年くらい前に100円ショップで買ったプラスチックの洗濯ばさみがありました。2年ほど使っているうちにすべてが折れてしまった。メイドイン・チャイナの洗濯ばさみでした。ちょっと高いけど、国産の洗濯ばさみを買いました。3年以上経過しますが、壊れたものはひとつもありません。だから、2倍高くても、2倍以上長持ちするものなら、良いのです。その分、ゴミも少なくなるから。大量消費、大量廃棄より、長く使えるいいものを、大事に使うことが大切ではないでしょうか。