放射能がくる、と煽る雑誌。

先週に発売された朝日新聞の週刊誌アエラの表紙は、防護マスクの写真を大きく掲載して、放射能がくる、と人々の不安を与えるような印象でした。現に、知り合いの中には、東京にも放射能が来る。だからどうしようか。東京を脱出した方がいいのか。と真剣に考える人もいます。まったく、雑誌の出版社は、その雑誌を買わせるためには、いろいろと不安を煽って内容を確かめさせようという、魂胆が見え見えです。皆さん、災害情報で読み手を引きずり込むような雑誌を購入するのは、やめませんか。その週刊誌を買うのを止めて、その半分でも募金をする方が、よほど被災者の方の役に立ちます。

そういえば、首都圏のターミナル駅で、募金箱を持って、思いっきり付きまとってくる人がいました。お願いしますはいいんだけど、どこの人かもわからない。付きまとってくること自体、怪しすぎます。きっとニセ募金でしょう。私の場合は、役所とか、銀行などの金融機関とかで、募金をするようにしています。駅では、募金箱を持った人が多すぎます。ほとんどが善意でやっている人だとは思いますが、本当に被災地に届くの?と、思うことがしばしば。政党だってやっていましたね。これも選挙運動のひとつだと思うと、素直に募金する気持ちにはなれません。なんだか利用されているようでね。だから、私の場合、募金は役所か金融機関なのです。たまには、コンビニでも少額を入れますけど。

因みに怪しい募金の見分け方です。
○募金の使途や寄付先を明確に示していない。
○募金の実施団体の名称、連絡先等の情報が明記されていない。
○募金がどのように用いられるか具体的に説明できない。
○寄付先の信頼性が低い。(ホームページなどでも存在を確認できない。)
○募金をしているメンバーに質問をしても答えが要領を得ない。
○責任者などが明確ではなく組織的な統制がとれていない。
○団体の名称などをホームページで検索しても出てこない。
○ホームページがあっても団体の収支決算や組織概要など基礎的な情報を公開していない。
○チラシやリーフレットを希望しても、そのようなものが存在していない。
○責任者の名刺を希望しても、渡してもらえない。

それから、絶対に自宅まで、募金を迫ることはあり得ないです。自宅まで、募金を押しかけるようなら、それはニセ募金です。詐欺です。すぐに警察に連絡しましょう。この手口に引っかかるのは、いつもお年寄りです。私も、故郷にいる母親にくれぐれも注意するように電話で言っておきました。皆さんもお気をつけください。