花粉が多く飛び交う時期ですね。

急にマスクをつけている人が多くなりました。花粉症です。この時期はしょうがないですね。ある人は、50年くらい前は、花粉症などなかったという人もいます。花粉症は、現代病というか、近代病なんですね。ところで、日本の子ども40%に花粉症の疑いがあるというデータがあります。疑いのある子どもの発症時期では、0から3歳までが26.1%。4から6歳が33.0%。7から9歳が22.2%。つまり、子どもの花粉症は、ほとんどが9歳以下から発症するようです。どうして、子どもの花粉症がこんなに多くなってしまったのでしょうか。

とあるアレルギーの研究者が、子どもを花粉症にしない9か条というものを紹介していました。それによると○生後早期にBCGを摂取させる○幼児期からヨーグルトなど乳酸菌飲食物を摂取させる○小児期にはなるべく抗生物質をつかわない○猫や犬を家の中で飼育する○早期に託児所などに預け、細菌感染の機会をふやす○適度に不衛生な環境を維持する○狭い家で、子沢山の状態で育てる○農家で育てる○手や顔を洗う回数を少なくする。なんですね。

子どものアレルギー疾患発症頻度では、第1子の発症頻度は6.3%。第2子は4.9%。第3子は3.1%。第2子以降は発症頻度が低下する。つまり子どもが多いほど、発症しにくくなるの裏付けですね。それに自動車の交通量が多い場所ほど、花粉症になる人は多いといわれています。早くすべての自動車が電気自動車になって、工場の排煙もすべてカットできれば、花粉症は減ることでしょう。

生後6カ月以内に麻疹などの感染症にかかると、アトピーになりにくいといわれています。しかし、生後3年以内に抗生物質を投与すると花粉症や喘息の発症率が高くなります。つまり、子どもを極めて衛生的な環境、つまりクリーンルームのようにしちゃったから。できる限り、子どもに免疫を与えて、それをかいくぐれる環境で育てるのが、いいんですよ。花粉症とか、アトピー対策にはね。