変な大根、おいしい大根。

超へんてこな大根でしょう。さすがに私は買わなかったけど、ちょっとだけ変な形をした大根は、買いました。だって、安いですからね。道の駅には、こんな大根も売っているのです。スーパーでは、みんな真っ直ぐ伸びて、きれいに並んでいます。でも、だからといって、おいしいとは限りません。1カ月前に、スーパーで買った大根は、大きくて重かったのですが、おでんにするとすごく硬かった。で、先日、変な大根も売っている道の駅で、大根を買った。また、おでんにした。さっそくたべると、皮に近い方がほろ苦い。これぞ、大根の味わいです。真ん中の方は、ほろ甘く、全体的にとっても柔らかい。とっても、おいしい大根でした。さすがに道の駅、直売所ならではおいしさなんですね。それに比べて、スーパーの大根は、大根本来の味がしなかった。まさに硬くて丈夫な大根、なんでしょね。野菜って、昔ながらの味わいがどんどん失われているのですね。残念なことです。

とあるデータによると、ホウレンソウのビタミンCやカルシウムが、50年前に比べて半分になっているとか。早く育つために、土の中からじっくりと養分が上がらなく、太陽に当たる時間も短くなっているからですね。野菜って、昔と比べて形が大きく、きれいになっている分だけ、栄養が落ちているんですね。ま、しょうがないですね。一番いい野菜の選び方は、農家の人が自家用に育てている野菜を分けてもらうこと、と誰かが言っていました。自家用だと、無農薬で作っているからです。そんなわけで、誰が作っているか、顔が見える直売所で買うのが、いいんですね。

大根の根には、分解酵素のアミラーゼが豊富に含まれて、消化を促進して、胸焼けや胃酸過多、胃もたれ、二日酔いなどに効果があります。またビタミンCも多く含まれています。本当は、皮にも毛細血管を強くするビタミンPが含まれているのですが、皮をむくのが普通ですよね。農薬の方が心配ですから。無農薬の大根なら、皮も食べましょう。大根の葉はいらないという人が多いのですが、葉は緑黄色野菜の仲間で、カロチン、ビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれています。葉を毎日食べると、吹き出物なんかが治って、みずみずしい肌にする作用があるといわれています。だから、葉を捨てるなんて、もったいないですよ。